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芹沢けい介氏
静岡市立芹沢けい介美術館

先日、静岡へ行った際、芹沢けい介美術館へ行きました。

芹沢氏はごく簡単に紹介すると、紅型に魅了され、憧れ、また民芸運動に参加する中で、独自の型絵染を築いた染色家です。

私は「しおり」でも、少しご紹介しているように、彼の年賀状を雑誌サライに掲載されているのを見て、非常に興味をもち、そこから紅型を知ることとなったのです。

あのときの不思議な色使い、大胆なデザイン、蛇年の年賀状は今でもしっかり覚えています。


芹沢氏は戦前・戦後と沖縄に渡り、沖縄の風土、紅型の技法などについて深く学び、数多くの資料と作品を残しています。
彼の作品から、当時の沖縄の様子を知ることができるのはとても興味深いです。
また、彼は実際に戦前、紅型の工房(当時は型付屋といいました)で紅型の手ほどきを受けているのですが、それが私が学んだ知念さんのお祖父さんにあたる知念績秀氏であるのは、偶然ではありますが、なんとも言えず不思議な気がします。

前置きが長くなりましたが、今回この美術館へは2度目の訪問になるのですが、今開催中の「不思議の国・沖縄と芹沢けい介」展[‘06.9.3(日) まで] は、沖縄・紅型に関する彼の作品が多数展示されいます。

展示には、彼がコレクションとして沖縄から持ち帰った紅型の踊り衣装も何点かありました。

久々に見た、沖縄の紅型、、。
この、のびのびとした線、ひょうひょうとしているのに力強い模様。

これが私好きなんだなぁ、と再認識しました。

興味をもたれた方、ぜひ一度足をはこんでみてください。
登呂遺跡の中にあるのも楽しい~。
by tirinto | 2006-07-02 21:31 | 紅型をたどる
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