さて、3本の松葉をデザインしたことの話です。
数年前、もういつだったか忘れましたが京都のお寺の永観堂を訪れたときです。 「三鈷の松」という大変大きな松の木があって、その葉っぱはどれも3つずつありました。 いろんな意味はあるそうですが、持ち帰ると3つの福を授かると言われており、私もそのとき何となくひとつ持ち帰りました。 それ以来、3つの福が何を意味するのかすっかり忘れてしまいましたが、 「幸せ・福」はキーワードとして頭に残り、何となく持って帰ったくせに後生大事に引越しのときもちゃんと失くさず持ってきたくらいでした。 なんでしょう、やっぱりフクロウのお土産グッズがどこにいっても人気なように、 何か「福」という言葉には安心するものがありますね~~。 今回松葉をデザインに入れるときに、ふとこの3つの葉を持つ松葉が浮かびました。 ― 身に付ける布であるからにはやっぱり着てくれる人や持ち歩いてくれる人が幸せな気持ち、楽しい気持ちでいてほしい。― そんな思いは昔の着物などにもはっきり出ていますよね。 先月見に行った大阪市美術館の小袖展の中にも、たくさんそんな模様がありました。 宝尽くしや鶴やひょうたんや七宝模様・・・ そう思うと模様って面白いですね。 さて、こちらは壺をモチーフにした柄です。 壺って、何かそそられます~。
by tirinto
| 2009-06-15 23:08
| デザインこぼれ話
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