カテゴリ:道具たち( 8 )
紅型の刷り込み筆
紅型の道具は染める人自ら作る
手作りのものが何種類かあります。

その一つがこの刷り込み筆!

人毛を使い、竹を切って削ってつくります。
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(写真のは出来たてのもの)

道具はとーっても大切。

出来上がりを左右する。

大切な道具は、愛情込めて使うので10年でも平気でもちます。

お師匠さんが大切に使っていたから、自分にも染み着いています。


教室でも本格的にしている方は最近はこの筆を使っています。


前にも書いたけれどこの染色業界、
道具を作れる方がとても減っているし高齢化している。

この先、10年20年先はどうなっているんだろう。。。


ところで今日、紅型で使う型紙の注文の電話をしました。

いつも電話に出られるのは85歳になる方。

毎回注文のやりとり、お互いに必死!

私はなんとかして住所と名前と電話番号を伝えたいし、
電話の向こう側では、なんとかそれをメモしようとされている。

最後はお互いに笑ってしまいました。

お顔も拝見したことない方だけど、お元気でいてもらいたい。
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by tirinto | 2014-02-07 20:44 | 道具たち | Comments(0)
筆作り
久しぶりに新しい筆が出来上がりました!
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紅型の筆はかなり特殊です。

正式なものは、竹から作ります。

材料は人間の髪の毛、そして竹。

とてもシンプルな作りなのですが、紅型を染めるためにはとても大切な道具です。

これが、とても染めやすいのです。
沖縄でお師匠さんが教えてくれた作り方。

いい染め物ができそうです!
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by tirinto | 2012-03-29 16:47 | 道具たち | Comments(0)
渋紙
お客さんかな、と思ってガラっと戸を開けたら
手作り市のときに知り合いになったすみやまさんがお店に立っておられました。
久しぶりにお会いしたのに、久しぶりな感じがしないのはなぜ??

そしてまたいただいたんですが・・・
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今度は渋紙をくれました。

捨てるのは惜しいから・・・で、たどり着いたのがチリントゥだったらしい。

使います!!ありがとう。

和紙に柿渋を塗って出来たのが渋紙です。
型染めなどの型紙に使います。

天然の光沢が美しい。
色が 渋い。
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by tirinto | 2012-01-12 20:06 | 道具たち | Comments(0)
道具
ついこの前、神戸に大工道具の博物館があるのを知りました。

行ってみたい!
すぐに瞬間的にそう思ってしまった。
大工道具は見ていても好き、使っても好きなのです。

紅型を染め上げていくまでにも、たくさんの道具を使っていきます。
紅型をするようになってから、道具というのものに対してとても敬意を感じるようになりました。

自分で作る道具と専門の職人さんが作る道具と、両方使いますが今では道具を作る職人さんもとても減っています。
紅型は、戦後ものの無い頃、というより紅型などできる状況ではない頃にも執念で紅型に取り組んでいた人がいました。
道具を作る材料すらありません。
それでも、どうしてもやりたければ人間なんでも工夫して、必要な道具などこしらえることができるのです。
ひたすらな情熱と執念。
この頃の有名な話として、銃弾の薬きょうを使って筒を引くときの筒袋の筒先を作ったことがあるのですが、ほかにも様々な工夫で道具を作り出しています。

紅型では今に至っても、りっぱで小綺麗な道具はひとつもありません。
ですが、自分で作る道具はとても大切にします。
木を切って、鉋で削り、サンドペーパーで磨いて、ペンキを塗り、、、そうやって作ったらやっぱり愛着が湧きます。
だから、手入れもかかせません。
美容師さんがハサミなどをとても大切にするように、いいものを作るにはその土台の道具が肝心なのですね。

そして、道具を作るようになってから、それを作るのに必要な工具や手入れをするための砥石など、いろんなものに興味がひろがって、それまで自分でできないと思っていたこともできるようになっていたり、、、、。
不思議だ。
人間て実はできないと思っているからやらないだけで、やろうと思えばできることって本当はたくさんあるような、、、。
やろう~と思う気持ちを持てた時点で、いろんなことが広がっている気がする。
う~ん、不思議だ。
だから、気持ちとはとても大事なんやなぁと、能力とか技術うんぬんの前にそういうのがかかってくる。
道具ひとつでこうも思わせてくれるなんて、やっぱり道具はすばらしい、、、。
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by tirinto | 2007-05-21 01:14 | 道具たち | Comments(0)
筆と茶碗
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色を生地に刷り込むときに使う筆と、色が入ったお茶碗。

ちょっと、茶道のなつめと茶杓のように撮ってみました。

筆は手づくりしています。

竹を切るところから始まるのですね。

このお茶碗にいろんな色(顔料)を入れて、生地に染めていきます。
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by tirinto | 2006-10-20 22:33 | 道具たち | Comments(0)
食すもの?ルクジュー
金沢から来た友人がお土産にくれた「丸ゆべし」 …柚子をまるごと使った珍菓なのですが、

その真ん丸の深いオレンジ色のゆべしを切り分けながら見ていたら、、、「あっ満月、、!」と、ふと思い出しました。


昨夜の満月は本当にきれいでしたね。


おとといの中秋の名月は雲に隠れて見ることできず、お月見だんごだけはしっかり、たっぷり食べて気分を盛り上げて(!?)いました。


さてさて、珍菓のゆべしで思い出しましたが、紅型の道具にも珍味のような不思議なものが使われています。


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これは、一体?

「おいしそう!」と言われたこともあるのですが、、、これ、型紙を彫るときの下敷きにするものなのです。

原材料: 豆腐 のみです。

沖縄では島豆腐といって、木綿豆腐より硬く、塩分が多い豆腐が一般に食べられているのですが、これを何ヶ月か乾燥させて水分を抜いていき作ります。


伝統的なものや工芸に興味のある方は、それに使われている道具などを知ると、もっとハマってしまうかもしれません。

工芸の世界では、本当におもしろいものが道具として使われています。

この豆腐からつくる下敷きはルクジューといい、この上に型紙を載せて小刀で彫っていきます。

油分を含んでいるので、小刀の錆止めにもなりますし、使って表面が傷ついて使いづらくなったら鉋で削って何年も使うことができます。

昔のひとの知恵はすごいです!


*「丸ゆべし」が気になった方はこちらからどうぞ!
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by tirinto | 2006-10-08 20:20 | 道具たち | Comments(0)
スツール
この、スツール、紅型をやるうえでかかせません!

相棒です。

染める工程では、反物を張っているところをスイスイと座りながら移動するのです。

去年の8月に、京都知恩寺の手づくり市で、椅子を作っている方にオーダーをしました。

もともと、キャスターは付いていないのですが、無理を言ってお願いし、こんなに素敵な椅子を作ってもらいました。

これがないうちは、ずっと立ちっぱなしの作業でしたので、本当に助かっています。

持ち手もあるので、狭い場所でも、ひょいっと持ち上げて移動できるので、本当便利。a0079315_23594421.jpg
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by tirinto | 2006-06-28 00:00 | 道具たち | Comments(0)
乳鉢4つ
紅型をするのにかかなせい道具たちを紹介したいと思います。

乳鉢

顔料をこの中に入れてよーく練ってから生地に擦り付けていきます。

顔料とは、天然の鉱物などからできたもので、紅型の特徴のひとつです。


色塗りの工程の日は、朝から乳鉢を抱えて色作りをします。

根気よく練って粒子を細かくしていくためです。

乳鉢を抱えながら、型を置いた生地とにらめっこして、どんな配色にしようかーとか、どんなピンクにしようかーとか考える時間でもあります。

色作りは朝、ここから始まるのです。
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by tirinto | 2006-06-27 23:28 | 道具たち | Comments(0)