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島豆腐作り
チリントゥ紅型教室には、最近は沖縄出身の方も何名かいらっしゃるのですが、
そのうちの一人の方から ”島豆腐を手作りできる” という情報をキャッチ!


やってみたいという私に、
早速次の教室のときに作り方の冊子を持ってきてくれました。
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ネットに掲載されたものを印刷して下さったのですが、
そこにはなんと「にがり」の代わりに「沖縄の海水」を使う方法が載っていました!

ですがその生徒さんいわく沖縄の塩で代用できるのだそう。

それならここ大阪でもできる!ということで、やってみました~!

長い記事になりそうなので、最初にまとめて言っておくと
とっても面白かったです。

大豆と沖縄の塩があればできるので、興味のある方是非お試しください。

ちなみに、教えて頂いた島豆腐の作り方はDEE okinawaに掲載のもの。

途中の工程までは、紅型でも使う豆汁(ごじる)と一緒なので、
そこにも興味を惹かれました。
大豆ってほんとすごい!

1、乾燥大豆を一晩水でふやかしておきます。
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2、大豆300g、水300g ミキサーにかけます
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3、しっかり混ざったら、布で濾します。
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4、残ったのが おから。
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5、流れ出たものが生豆乳。(販売されている豆乳は加熱したものになっています。)
紅型では、この液を顔料に混ぜて使用しますし、他の染色でも滲み止めとして一般的に使われます。
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6、この生豆乳を火にかけます。
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7、その間に、塩水を用意。
作り方書では海水を使っているため、分量がよく分からなかったので、海水と同濃度の塩水250g用意。
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8、塩水を豆乳に入れる。
しばらくすると、ホロホロとしてきた!
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9、なんとなくで火を止めて、あとは絞り固める。
布で受けた時点で、こんな風にちょっと固形化してるのを見て感動。
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10、家にあった巻簾で形作ってみる。
出来た!
思ったより小ぶりだけど、見た目がちゃんと豆腐!
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11、ドキドキしつつ調理。
何も用意してなかったため、家にあったベーコンとにら、卵で豆腐を炒めチャンプルー。
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チャンプルーはまず豆腐から入れると聞いていて、いつも豆腐から入れる。
木綿豆腐では水気が多くて、水っぽくなるけど
今回は水気が適度に飛び、豆腐にちゃんと焼き色が付いた!

試食してみる。

すこし、コクとうまみが足りない気はしたけど、島豆腐の味わい、食感、美味しい!
嬉しい~~。

豆から豆腐になったことに驚き!

考えてみたら、豆腐の存在感が大きい沖縄と京都、どちらにも住んだことがあり、
どっちの豆腐も好き。

京都なら、スーパーで買うより作っているところに直接買いに行くことのほうが多くて
たぶんどこの家も、ごひいきのお豆腐屋さんがあるはず。
よく豆腐屋さんの情報交換をしていた。

京都のお豆腐はなめらかで舌触りがよいし、
沖縄のお豆腐はやっぱ炒めたときに美味しくなるように作ってあるように思う。
ちょっと塩味がきいてて、豆の味が濃い。

豆腐の文化面白い!

作り方・・・詳しくは、コチラに掲載されています。

沖縄の塩でも、海水をそのまま蒸発させた製法の塩だけこのように凝固させるのだと思います。

Yさん、教えてくれてありがとうございました~。
by tirinto | 2014-02-17 19:27 | 沖縄
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