どんぐりバッグ
チリントゥ小物の中には、ストールについで人気があった「どんぐり形巾着」という変わった形の巾着がありました。
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「どんぐり形巾着を作ったきっかけ・・・」
このどんぐり形巾着、はじめは季節ごとにいろんな巾着を作りたくて、まずはじめの一歩で秋に出したのが、この巾着でした。
ところが、どんぐりのモチーフでありながら麻生地で作ったこともあり、あまり季節感問わず使っていただけるものであったことなどから、定番の小物になっていました。
秋ものでありながら麻生地で作ったのは、麻の風合いがとても好きなのと、私自身は麻は夏だけのもの、という意識がなかったからです。

デザイン、型彫り・染め上げ・縫製までのすべてを制作。
なので、紐もリネンの海外から輸入の紐にし、先端につけたチェコビーズの色合わせにもとてもこだわって制作していました。

巾着から、ポシェット形に発展させたりもしてきましたが、とてもサイズが小さいのと、価格の都合などで、いまは制作をストップしていました。
この巾着は好きだけどこれ以上は制作できないなぁ、、、、という気持ちを引きずり、なんとかこれを次につなげたいなぁ、と思っていました。
そう思って、1年以上、、。

今回、そのどんぐり形巾着が、ふとしたきっかけでバッグとなって復活することになりました!!
といっても完成は9月頃ですが、現在進行中のこの企画。
今からとても楽しみです!

次回はバッグへの道のことを、、、。
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# by tirinto | 2007-05-31 09:29 | Comments(0)
帰京
週の後半、京都を出て、あちこちまわっていろんな人と会って、昨夜戻ってきました。

あっち、こっち、時間は短くても充実した時間でした。

その中で、実家にもちょっと寄って、一日違いで帰ってきた妹とも会えたし、家族そろったたった数時間。
本来ならば深刻(?)な話題も家族ともなると笑い話、みんなで笑い飛ばせばなんてことないようになってしまう。
いつものように、朝妹の濃い化粧にみんなでツッコミを入れ、いつものようにバタバタ出て行く私は、また母が用意していた食品を持って行くのを忘れて、、、こんなのがもう何年続いているんだろう~。

健康でいるように、みんな、次会うときも。
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# by tirinto | 2007-05-27 09:53 | チリントゥ日記 | Comments(2)
好きなとき
紅型の隈取りが好きです。

隈をとった後の、色とりどりの布が好きです。
隈をとりながら、あれこれ色をのせる模様のことを考え、色を重ねていくとき。
例えば、ピンクに赤の隈をとれば、花びらがふわっと柔らかくなる。
命を吹き込むような時間に思える。
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もうひとつは、染めた後、水洗いをして糊を落とし、上がったものを乾かしているとき。
浮き上がる模様が、乾いていくとだんだんしっくりくる落ち着いた色に変わっていき、染め上がったのを実感する嬉しい瞬間!

、、、実はもっともこわいときでもある。
きちんと上がっているかをしっかり検品したりするのもこの工程。

それまで夢中になって染めていたものを客観的に見れるのもこのとき。
いろいろ反省したり、初めて試してみた配色などをあたらめて見直したり、、。
次はここをこうしよう~!とか次につなげるための見る時間、でもあります。
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こちらは、サンプルなので物干しに吊るしています。
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# by tirinto | 2007-05-22 20:58 | 作る途中のこと | Comments(0)
道具
ついこの前、神戸に大工道具の博物館があるのを知りました。

行ってみたい!
すぐに瞬間的にそう思ってしまった。
大工道具は見ていても好き、使っても好きなのです。

紅型を染め上げていくまでにも、たくさんの道具を使っていきます。
紅型をするようになってから、道具というのものに対してとても敬意を感じるようになりました。

自分で作る道具と専門の職人さんが作る道具と、両方使いますが今では道具を作る職人さんもとても減っています。
紅型は、戦後ものの無い頃、というより紅型などできる状況ではない頃にも執念で紅型に取り組んでいた人がいました。
道具を作る材料すらありません。
それでも、どうしてもやりたければ人間なんでも工夫して、必要な道具などこしらえることができるのです。
ひたすらな情熱と執念。
この頃の有名な話として、銃弾の薬きょうを使って筒を引くときの筒袋の筒先を作ったことがあるのですが、ほかにも様々な工夫で道具を作り出しています。

紅型では今に至っても、りっぱで小綺麗な道具はひとつもありません。
ですが、自分で作る道具はとても大切にします。
木を切って、鉋で削り、サンドペーパーで磨いて、ペンキを塗り、、、そうやって作ったらやっぱり愛着が湧きます。
だから、手入れもかかせません。
美容師さんがハサミなどをとても大切にするように、いいものを作るにはその土台の道具が肝心なのですね。

そして、道具を作るようになってから、それを作るのに必要な工具や手入れをするための砥石など、いろんなものに興味がひろがって、それまで自分でできないと思っていたこともできるようになっていたり、、、、。
不思議だ。
人間て実はできないと思っているからやらないだけで、やろうと思えばできることって本当はたくさんあるような、、、。
やろう~と思う気持ちを持てた時点で、いろんなことが広がっている気がする。
う~ん、不思議だ。
だから、気持ちとはとても大事なんやなぁと、能力とか技術うんぬんの前にそういうのがかかってくる。
道具ひとつでこうも思わせてくれるなんて、やっぱり道具はすばらしい、、、。
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# by tirinto | 2007-05-21 01:14 | 道具たち | Comments(0)
バラの花
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ある日、工房にTさんが寄ってくれました。
半年は会っていなかったTさん。

自宅で育てているバラの花をたくさん生けたフラワーアレンジメントを持ってきてくれました。
水をたっくさん入れて!
だいぶ包まれた布からも水がこぼれていた。
自転車に乗せていたんだね。
電話をくれてから、急いで生けてきてくれたみたい。

とても綺麗。
バラの花がこんなにも素敵な花だったなんて。

玄関先で話をし、再び自転車にまたがり「またね~!」と手を振るTさんはスーパーマンのようだった。


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枯らしてしまうのがもったいなかった。
ドライフラワーにしようと、今吊るしている。
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# by tirinto | 2007-05-16 22:32 | チリントゥ日記 | Comments(0)
さかな泳ぐ
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今染めている新しいデザイン。(かぴかぴ光っているのは、糊が付いているところが太陽に反射しているためです)

色を生地に挿して、魚たちを自由に泳がしている。

色は不思議で、染めていくと、型紙のときには見られなかった自由さ、のびやかさ、おもしろさをモチーフに与える。

そこが紅型のおもしろさかなぁとも思う。

作者が、自分の彫った型紙から色を挿すことで、さらに自由さをつくりだすことができる気がするのです。
あくまで私個人の思いですが。

それに紅型には「隈取り」という色をすべて染め終わったあとに、さらにぼかしていく工程があるのですが、これが何より紅型の命であるように思います。

お師匠さんからも、
「隈取りに手を抜いてはいけない。
隈取りをきちんとすることで、そのものがより良くなり、完成度が上がってよいものが作れる」
と教えてもらった記憶があります。
私がいた工房の隈取りは、とくに濃く、色の組み合わせにしてもちょっと派手すぎっ!というくらいきつくしていました。
でも、それが最後、水で洗い流し完成してみると驚くほど美しいのです。

それは、本当に丹精込めて隈をとっていたためだと思います。
隈取りという工程は手を抜こうと思えば、手抜きもできる工程なのです。
ですが、それに加えて隈取りはお師匠さんひとりですべてをこなしていました。
何反も積み上げられた反物を、ひとりでしていました。
それほど、隈取りはその作品の良し悪しを決める大切なものだったのだと思います。

その姿をずっと見ていた私は今自分で染めるようになって、やはり隈取りを肝心要の工程だと意識し絶対手は抜けません。

なんだかとても熱くなってしまいました。
それにとても専門的になってしまいました。

紅型の色の美しさは、単に何色も使っているから美しいのではなく、実は裏にはそんな作者の気持ちや思いが詰まっていて、そこに色に深みを与えるのかもしれません。

私も少しでもそう近づけるよう染めていきたいなぁ~と思うのです。
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# by tirinto | 2007-05-08 21:24 | 作る途中のこと | Comments(2)
水木しげるの幸福論
何日か前、本屋さんに立ち寄りました。
とくに買うものとかなかったのですが、「水木さんの幸福論」というのがたまたま1冊置いてあって、読みたくなって買いました。

「げげげの鬼太郎」が今映画になっているから、それで本屋さんにも鬼太郎関係で置いてあったのでしょうね。
「げげげの鬼太郎」は小さい頃テレビでよく見ていたけど、今ではどんな物語だったか忘れてしまった。
鬼太郎の話とかとうに忘れていた昨年の冬、藤城清治の美術館に行き、そこで水木しげるの原画展らしいものを見ました。
そのときのあんまりにも絵がうまくて緻密で素晴らしかったのを覚えていて、それがひっかかっていて本を読んでみたくなったのです。

本は、第一部が幸福論で第二部が生い立ちが書かれていました。

この幸福論、幸福の7か条となっていて、水木しげるがこれまで生きてきた中で見つけ出したもので、「う~ん」と読んでものすごく納得してしまった。
ものすごく深いー。
わかるし、共感するし。
でもこれが「げげげの鬼太郎」の作者だと思うとちょっとホッとする。
本屋さんでよく売られている人生の指南書のようなものは私は大の苦手なのだ。

ひとつの好きなことをやり続けてきた人は幸せ。けどその分越えなきゃいけなかった思いがこの本につまっていた気がする。
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# by tirinto | 2007-05-03 13:42 | もの作りつながり | Comments(3)
26、27にち
たった二日間でしたが、普段家にこもって黙々と染めている私にとっては濃い時間でした。
京都に着いてしまえば
またいつもの暮らしになるのでそこで見たものは一瞬でしかないかもしれませんが。
自分を引っ張ってってくれようとする人がいるのは、自分にとってものすごく力になり、それに応えたいと自然と思います。
そんな機会は滅多に出会わないです。
紅型と出会い、沖縄で知念で修行できたことも滅多にない出会いのひとつだったのですが、それを次につなげることはもっと難しいことです。
ひとりでは何にもできないし限界があり、、、行動や考え方とか、、、。
いろんな人と出会い、私の場合考えることにも幅がでたりするので、そのことでは今回すっごく真剣でした。
次回はもっと自信もって立っていられるようにいたい。
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# by tirinto | 2007-04-28 11:20 | チリントゥ日記 | Comments(0)
初はつ
今日は晴れると思っていたのに京都は夕方まで雨が降っていましたね。
今年の夏はゴーヤーを育てようと昨日苗を植えたばかりだったので、野菜たちには良い雨になったかな!
夏にはきっとたわわに実ったゴーヤー食べ放題!
そのために大きな鉢と土を運んだんだもの。がんばってね、ゴーヤーさん!
元気に育ってくれるといいな。

あさって紅型の実演と体験に行ってきま~す。
明日は一日移動になりそうですが、四国は初上陸です。
実演と出張体験も初めてとあって、夜になっても落ち着きませんー。

ゴーヤーの苗は沖縄でもこっちでも値段は一緒みたいなのです。
アバシゴーヤーという品種もありますが、買ってきたのはレイシという沖縄原産のもの。
植えた場所は日当たりがあんまりよくないのに、張り切って沖縄のものを買ってしまいました。
なのにゴーヤーには「がんばって!」と期待だけはしっかりしている、、、。
アバシゴーヤーというのは、つぶも普通のより大きめで苦さも抑え目のものです。
ですが、あの苦くて緑のゴーヤーが好きです。
チャンプルーにして食べれば夏バテなんて吹っ飛んでしまう!

それでは、忘れ物のないように出発しま~す。
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# by tirinto | 2007-04-26 00:41 | チリントゥ日記 | Comments(4)
ライト
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ライトに彫っている型紙を映すと、影がいいなぁと、パチリ。

この春初めての型彫り。
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# by tirinto | 2007-04-20 07:36 | 作る途中のこと | Comments(2)